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今井隼人被告 死刑判決!この事件で介護の世界や世の中の考え方に変化はあるか?高齢化社会に無関心はカッコ悪い

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川崎市幸区の有料老人ホーム「Sアミーユ川崎幸町」で入所者3人が転落死した事件で、3件の殺人罪に問われた元施設職員、今井隼人被告(25)の裁判員裁判が23日、横浜地裁(渡辺英敬裁判長)で始まる。客観的証拠が乏しく、検察側は状況証拠を積み上げて有罪を立証する方針。弁護側は、被告が事件当時のことを「記憶していない」などとして無罪を主張し、全面的に争う構えだ。

 

起訴状によると、今井被告は2014年11~12月、当時86~96歳の入所者の男女3人をホーム居室のベランダから転落させ、殺害したとされる。3人はいずれも未明に、表通りからは死角となる裏庭で見つかり、目撃情報や防犯カメラの映像などはなかった。

 検察側は、事件性▽犯人性▽責任能力--の3点を立証の柱に挙げる。3人が亡くなる直前の様子に関する証言や、被告が3人の転落時に当直勤務をしていたなどの状況証拠を積み上げ、3件の転落が事故ではなく事件で、被告以外に三つの事件を起こせる人はいないと主張する方針。

 被告は逮捕直後に3人の殺害を認めたものの黙秘に転じ、その後は当時のことを「覚えていない」などと話している。検察側は自白が信用できると立証するため、取り調べを録音・録画した映像の法廷での再生を請求している。

 一方、弁護側は公判前整理手続きで、「(被告は)精神障害の影響で健忘症の症状があり、事件当時の記憶がない」と主張。「検察側は殺人罪の成立を立証できていない」として、起訴内容を争う姿勢を示している。地裁は今井被告の事件当時の精神状態や責任能力などを調べるため精神鑑定を実施しており、公判では鑑定結果も審理されるとみられる。

 判決は3月に言い渡される見通しだ。

カメラ増、見回り強化

 現場となった有料老人ホームでは、入所者が事件発覚前の約半数となった。再発防止に向けた取り組みは今も続いている。

 施設では、職員が入所者を虐待していた問題も発覚。施設は2015年12月、川崎市から介護報酬請求の3カ月間停止の行政処分を受け、昨年1月まで新規の入所者募集を取りやめた。100%近かった居室稼働率は半分程度になった。

 事件発覚後は、防犯カメラを廊下や居室のベランダに多数設置し、職員による鍵の管理や見回り方法なども厳しくしたという。事件後に運営を引き継いだ「SOMPOケアメッセージ」(東京都)によると、施設では再生プロジェクトに基づいて職員の負担軽減を図り、本社も現場で対処しきれない問題の発生に備えた「対応困難検討チーム」などを新設した。

 川崎市はこれらを評価し、昨年11月の実地指導で大幅な改善を確認できたとした。同社の担当者は「これからも信頼回復に取り組みたい」としている。

 事件前から母親が入所している50代の男性は「相変わらず職員の入れ替わりは激しいが、サービスの質は上がった」と変化を実感しているという。

 

 

川崎市幸区の有料老人ホーム「Sアミーユ川崎幸町」で入所者3人が転落死した事件で、3件の殺人罪に問われた元施設職員、今井隼人被告(25)の裁判員裁判の論告公判が1日、横浜地裁(渡辺英敬裁判長)であった。検察側は「非力で高齢な入居者の介護職員への信頼を利用した、冷酷、卑劣で残虐な連続殺人だ」と述べ、死刑を求刑した。

 今井被告は逮捕前の任意の取り調べで殺害を認めたが、逮捕後に黙秘に転じた。その後は当時について「覚えていない」と説明したが、1月23日の初公判では「何もやっていません」と起訴内容を否認。公判では一貫して無罪を主張してきた。

 検察側は、事件性▽犯人性▽捜査段階の自白の信用性▽責任能力の有無--の4点を争点に挙げ、関係者の証言や被告人質問などで十分な立証責任を果たしたと主張。自白には取調官の圧迫もなく、内容は迫真性があり詳細で信用性が高いとした。被告の発達障害は動機の一部に影響したに過ぎないとした。

 一方の弁護側はこれまでの公判で、主に録音・録画が行われる前の取り調べで取調官から圧迫があり、うその自白をしたと主張。3件の転落死は事故や自殺の可能性があると訴えた。仮に被告が事件を起こしていたとしても、被告の発達障害などにより、刑事責任能力も争う姿勢を示した。

 起訴状によると、被告は2014年11~12月、当時86~96歳の入所者の男女3人をホームの居室のベランダから転落させ、殺害したとされる。

 

 

川崎市幸区の有料老人ホーム「Sアミーユ川崎幸町」で入所者3人が転落死した事件で、3件の殺人罪に問われた元施設職員、今井隼人被告(25)の裁判員裁判の判決で、横浜地裁(渡辺英敬裁判長)は22日、求刑通り死刑を言い渡した。

【有料老人ホーム入所者転落死事件の主な争点】

今井被告は公判で「何もやっておりません」と一貫して無罪を主張。転落死は事故や自殺の可能性があり、事件だとしても被告が犯人だと裏付ける客観的証拠は一切ないとした。逮捕直前に3人の殺害を認めたとされる自白は「取調官の圧迫や誘導により、意に沿うようにうそをついた」とした。また、地裁の精神鑑定で発達障害「自閉スペクトラム症」と診断され、仮に被告の犯行だったとしても、心神喪失もしくは心神耗弱だとしていた。

検察側は、被害者3人の遺族や施設職員ら約20人を証人に呼び、状況証拠を積み上げて事件性や犯人性を立証してきた。自白時の取り調べを録音・録画した映像を法廷で再生し、取調官に圧迫や誘導はなく、被告自ら詳細に説明していたとして「自白の信用性は十分」と主張した。責任能力についても問題ないとした。その上で、論告で「高齢入所者の介護職員への信頼を利用した連続殺人だ」として死刑を求刑した。

起訴状によると、被告は2014年11~12月、当時86~96歳の入所者の男女3人をホームの居室のベランダから転落させ、殺害したとされる。

2016年の社説

お年寄りをベランダから投げ落として殺害したとして、川崎市幸区の有料老人ホーム「Sアミーユ川崎幸町」の元職員(23)が殺人容疑で逮捕された。特異な事件には違いないが、背景にある職員のストレスや閉鎖的な構造といった虐待リスクは多くの介護現場に共通している。二度と悲惨な事件が起きないよう万全の対策を講じなければならない。

 2カ月の間に入居者3人が立て続けに転落して死亡、しかも86〜96歳がベランダの高い手すりを乗り越えたというのだ。不審な点はたくさんあったが、警察は当初、遺体の司法解剖すら行わず、本格的な捜査を始めたのは3件目が起きた後だ。

 もしも、子供の施設や病院での事件だったら、このような対応だっただろうか。認知症に対する間違った思い込み、介護職員への安易な同情が警察の判断に影響しなかったか、検証が必要だ。

 「施設での仕事にストレスがあった」と元職員は供述しているというが、介護の仕事の大変さに責任転嫁することは許されない。この施設では別の職員による虐待事件が以前に起きており、元職員は入居者の所持金を盗んだ容疑でも逮捕されている。現場職員のモラルの低下を許してきた経営者側の管理責任についても問わねばならないだろう。

 ただ、認知症については専門的な知識やスキルのある職員でさえ精神的に追い詰められることがあるのは事実だ。都市部の介護施設は慢性的な人手不足に陥っており、経験がない人でも雇用しないと運営できない現状もある。

 2014年度に確認された高齢者虐待は2年連続で増加し、1万6039件に達した。中でも介護施設や居宅サービスの職員による虐待は8年連続で過去最多を更新し、この2年で倍増している。被害者の8割弱に認知症があり、虐待の要因は「教育・知識・介護技術等に関する問題」や「職員のストレスや感情コントロールの問題」が多い。

 仕事が厳しい割に報酬が低いこともよく指摘される。介護職員の平均月収は約22万円で全産業平均を11万円も下回る。有料老人ホームなどの入所施設は人手不足で夜勤が頻回あり、大声で暴れたり職員に暴言を吐いたりする認知症の人のケアに職員がストレスをためているというのだ。

 そのために介護職の離職率は高いと言われる。しかし、現実には運営する法人の理念がわからない、職場に相談できる人がいないなどの理由も多い。経営する側の理念や指導力がないため、若い職員がやりがいを感じられず、不安になって離職していくのである。福祉現場の「死角」を総点検しなければならない。

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